「アナログ」という字幕を出す前に
移行用に「5000円チューナー」を用意しろという話もあるようだが、B-CASのハードウェアと「審査料」だけで3000円近くかかる状態では、そんなものは作れっこない。
何よりおかしいのは、無料放送に必要のない限定受信システムを、法的根拠もなしにB-CASという私企業がすべてのテレビに事実上、義務付けていることだ。
特にNHKについては、放送法第9条の第9項に「協会は、放送受信用機器若しくはその真空管又は部品を認定し、(中略)無線用機器の製造業者、販売業者及び修理業者の行う業務を規律し、又はこれに干渉するような行為をしてはならない」と規定されている。NHKが「あまねく受信」されるべき放送を暗号化し、子会社でB-CASという「放送受信用機器」を認定して受信に「干渉」しているのは違法ではないか。